肌がつっぱる・かさつく・荒れるなど乾燥でお悩みの方は多いのではないでしょうか。
クレンジングは洗浄力が強すぎると、汚れだけでなく肌に必要な保湿成分まで落としてしまいます。
しっかり保湿することは大事ですが、その前にクレンジングと洗顔の洗浄力を見直しましょう。
クレンジングの種類は大きく分けて7種類あります。
- オイル
炭化水素油系
エステル油系
油脂系 - 油系ジェル・バーム
- クリーム
- リキッド
- 水系ジェル
- ミルク
- ローション
その中でも乾燥肌におすすめのクレンジングの種類は油脂系オイル・ミルク系・クリーム系です。
3種類とも適度な洗浄力があり、肌負担の少ないクレンジングになります。
油性成分(オイル)が多いクレンジングは、洗浄力を高める界面活性剤も多くなってしまい乾燥傾向になります。
クレンジングの種類とメリット・デメリットを詳しく解説していきます。
乾燥肌におすすめのクレンジング
乾燥肌におすすめのクレンジングは、油脂系クレンジングオイル・ミルク系クレンジング・クリームクレンジングです。
おすすめ1 油脂系クレンジングオイル
美容賢者のかずのすけさんもおすすめの油脂系クレンジングオイル。
油脂は肌の皮脂に似ているため、肌に残っても保湿成分として働き乾燥しにくいのが特徴です。
油脂とは動植物からとれるオイルのこと
- アルガンオイル
(アルガニアスピノサ核油) - コメヌカ油
- アボカド油
- マカデミアナッツ油
(マカデミア種子油) - アーモンド油
- 馬油 など
メリットとデメリットをみてみましょう。
《メリット》
〇肌を柔らかくする
〇皮脂と似ており、保湿成分として働く
《デメリット》
✖油脂が主成分の化粧品が少ない
✖高価なものが多い
商品によって洗浄力が高いものと低いものがある
おすすめ2 ミルククレンジング
油性成分が少なく、肌への負担が少ないのが特徴です
メリットとデメリットをみてみましょう。
《メリット》
〇水分多めで肌によく伸びる
〇さっぱりと使用できる
〇界面活性剤が少なく肌負担はあまりない
《デメリット》
✖洗浄力が弱い
おすすめ3 クリームクレンジング
しっとりした洗いあがりのクリームクレンジング。
ミルクより油性成分は多く配合され、適度な洗浄力もあります。
メリットとデメリットをみてみましょう。
《メリット》
〇洗いがしっとりするものが多い
〇適度な洗浄力がある
《デメリット》
✖メイクとなじむのにやや時間がかかる
✖濡れた顔・手で使用すると洗浄力が落ちる
(浴室で使いづらい)
界面活性剤が多いほど洗浄力は高い
界面活性剤が多いほど洗浄力が高くなる傾向にあります。
界面活性剤はどんな働きをするのか?
食器洗剤、洗濯洗剤にも配合されている界面活性剤。
水だけでは落ちない汚れを落としてくれます。
メイクも水だけでは落ちないため、界面活性剤が必要になってきます。
オイルやバームなどは洗浄力が高い
⇒油性成分が多いためメイクともよくなじむ
油性成分を落とすための界面活性剤も多いため、洗浄力が高くなる
クレンジングの種類と特徴を知り使い分ける
ウォータープルーフなどの崩れにくく落ちにくいメイクなのに、洗浄力の弱いミルククレンジングを選んでしまうとメイクが肌に残り肌荒れにつながります。
クレンジングの基本はメイクの落としやすさに合わせて選ぶことが大切です。
油性成分が多い=界面活性剤の配合量が多い=洗浄力が高いとなります。
界面活性剤の種類によって肌負担も変わってきます。
すべての製品に当てはまる訳ではありませんが、選ぶ時の参考にしてください。
洗顔料の種類と特徴も紹介
クレンジングと同様、界面活性剤の配合量が多い=洗浄力が高いとなります。
【補足】
固形石鹸には2種類あります。
・(機械練り)固めで不透明なものが多い。洗浄力高い。
・(枠練り)製品表示に「枠練り」と記載があります。透明~半透明で柔らかいものが多い。洗浄力はマイルド。
乾燥が気になる方は弱酸性(アミノ酸系)を選ぶようにしてください。
弱酸性(アミノ酸系)の成分
ココイル~、ラウロイル~がつくもの
ココイルグリシンK
ココイルグルタミン酸Na
ラウロイルグルタミン酸Naなど
まとめ
乾燥肌の方におすすめのクレンジングは油脂クレンジング・ミルククレンジング・クリームクレンジングです。
3種類とも肌負担が少なく乾燥しにくいものになります。
クレンジングはメイクの落としやすさで選ぶことも大切です。
クレンジングと合わせて使用することの多い洗顔料は、弱酸性(アミノ酸系)と表記してあるものにしましょう。
ココイル~、ラウロイル~がつくもの
ココイルグリシンK
ココイルグルタミン酸Na
ラウロイルグルタミン酸Naなど
クレンジングと洗顔を見直して、保湿されたバリア機能のある肌を目指しましょう。
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